CROSSTALK
MARQUEE PLAYER 小林健介 x mita sneakers 国井栄之

Launch 2024.05.25

Photo_@yutto0129

国井:MARQUEE PLAYERのヒストリーは他でも読めると思いますし、mita sneakersにお越し下さる方には認知度が高いシューケアブランドになるので、あえて僕たちが知り合ったきっかけくらいから思い出しつつ話を始めましょうか?

小林:そうですね。国井さんとは、MARQUEE PLAYERが立ち上がるよりもだいぶ前になりますが、自分が某フレグランスブランドに携わっていた時のお仕事が最初の出会いでしたよね。たしか15年くらい前??

国井:確かにそうでしたね。その時もスニーカー用のフレグランスのご提案でしたよね。本題は即決で、早々に話が脱線して雑談になった記憶もあるけど、、、(笑) その時の勝手な先入観とは裏腹に共通の友人や先輩が多いのも分かったし、なーんだそう言うバックグラウンドの人ねって感じで話が噛み合うのも早かった印象です。

小林:はい、その通りです。当時はある種の期待を裏切ってたらすみません(笑) 共通の方々のお陰もあって、勝手にお話しや相談ごともしやすくなったように思っていました。

国井:昔の話なので記憶は曖昧ですが、知り合って間もない頃からシューケアブランドを自身で立ち上げるビジョンを持っていましたよね?

小林:そうですね。自分がそれまで従事してきたビジネスや携わっていた事などお話しさせて頂きながら、ぼんやりですがシューケアブランドを立ち上げるビジョンを描いてました。国井さんともそんなお話しさせて貰いながら、自分の中で製品へのイメージを構築してました。その都度で色々と質問させてもらっていたと思います。

国井:その時代のスニーカー人気に便乗するモノ、コト、ヒトも多い中で、一線を画した志とインディペンデントで挑戦するって話を聞いた時は自分自身も勝手にワクワクしたし、そもそも小林くん自体のビジョンとミッションがとにかく明確だったので、まだ始まってもないプランの段階から素直にmita sneakersでも取り扱いたいと思っていましたね。

小林:そう言って頂けると嬉しいです。

国井:MARQUEE PLAYERのファーストプロダクトって何からスタートしたんでしたっけ?

小林:MARQUEE PLAYERのローンチ以前になるのですが、new balanceプレス展示会用のノベルティアイテムを作らせて貰ったのがファーストプロダクトです。その後に、SHOES MASTER創刊10周年の企画でご一緒させて頂いたのが、国井さんと一緒プロダクト作りさせて頂いた一発目です。10年前と今でMARQUEE PLAYERのイメージだったり、シューケアのイメージって変わりました?

国井:プレス展示会のノベルティ懐かしいですね。今でも大切に保管してあります。MARQUEE PLAYERのイメージは今も昔も変わらず、科学的エビデンスを主体としながら、直感的なニーズの汲み取りのバランスに長けているブランドだと思いますし、生産国だけではなくマインドとしての日本を感じます。シューケアに関して言えば10年前に比べて、本当に多様なニーズが改めてあるなと実感します。スニーカーに留まらず、様々なジャンルのシューズ需要が高まったり、GORE-TEXに代表されるテクニカルな機能素材やサステナブルな再生素材に至るまで、多種多様なマテリアルへの対応が求められていると思います。大半のブランドは汚れたスニーカーをどうするのか?に重きをおいていて、MARQUEE PLAYERのようにシューズボックスを開けた瞬間からのコーティング、その後のメンテナンス、そして保管に至るまでスニーカーの歩むタイムラインをきちんと汲んでるシューケアブランドは少ないと思います。

小林:有難うございます。すごいシンプルな考えなのですが、シューズボックスを開けた瞬間の状態がそのスニーカーの一番コンディションが良い状態だと思うので、なるべくその状態が維持出来れば一番良いですね。なのでシンプルに汚れにくくするにはどうするか?を考えた製品作りをしています。スニーカーケアは、汚れないように、汚れたらどうするか、の比較的シンプルな目的です。mita sneakersとしてコラボレートスニーカーを作る時は何かそうゆう目的みたいなものってあるんですか?

国井:mita sneakersも個人的にもコラボレート軸で語られることが多いのは事実ですが、スニーカー屋として本来のミッションは様々なブランドからリリースされているインラインモデルを自分達のフィルターを介して紹介することなので、コラボレーションで完結するのではなくあくまでもその先を見据えた企画を心掛けているつもりです。シューケアブランドとしてスタートしたMARQUEE PLAYERですが、昨今では様々なアイテムも展開されている印象なのですが、10周年を経て今後の展望はありますか??

小林:ここ数年ずっと考えてきた事なのですが、もっとスポーツにコミットした製品開発を思索しています。スポーツをする人や付随するカルチャー、事柄に関する具体的な物事や抽象的な概念に着目してみようと思っています。なので、MARQUEE PLAYERのサブタイトルをSporting Clubとしていて、HYBRID RIB SOCKSはそのテーマを具現化したアイテムの一つになります。

国井:小林さんにとってスニーカーとスポーツシューズの違いはどこにあると思いますか?

小林:ちょっと極端な言い方かも知れませんが、長命と短命の違い。スニーカーの役割は履き物ですが、思い入れから加水分解してもアーカイブしておきたいとか、パーツを活かしたまた別のプロダクトになったりしたりもしてるので。もちろんスポーツシューズにも同じような事が言えますが、スポーツシューズはスポーツする人の能力を支えてその役割を終えるのかなと。あんまり短命って言葉は好きじゃないですが。mita sneakers の今後の展望を聞いてもいいですか?

国井:総意ではなく個人的な意見ですが、一言で言えば継続ですかね。能力の差は小さい、努力の差は大きい、継続の差はとても大きい。と改めて実感することが多いので、解像度を上げながら目の前の事柄に常に最適解を出せるように少数精鋭で精進するのみかなと思っています。

小林:なるほど、継続は力なりですね。見習いたいと思います。もしかしたら、国井さんは忘れてしまっているかも知れませんが、MARQUEE PLAYERのビジョンをお話しさせて貰っていた頃に「いつか一緒にスニーカーを作りましょう」と言って頂いた事を僕は鮮明に覚えていて、一つの目標にもしていました。今回10周年のタイミングであの時話してくれた目標が達成出来て本当に光栄ですし、継続していけるよう精進していきます。

小林 健介 (MARQUEE PLAYER代表)

セレクトショップ、輸入商社、フレグランスブランドを経て独立、MARQUEE PLAYERを立ち上げる。mita sneakers、Herringbone Footwear、atmosなどのスニーカーブティック、A BATHING APE®などのストリートブランドともコラボレーションを展開。


 

開発者視点による MARQUEE PLAYER Recommend

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「For SNEAKER WATER+STAIN REPELLENT #01」

みなさまご存知の通り、スニーカーには様々な素材が使われておりますので、多素材に有効な本製品はスニーカーには勿論ですが、バッグやキャップへの使用もお勧めです。

傘への使用もお勧めで、使用したての傘は撥水加工されていますが、徐々に撥水力が無くなるので、そんな時には是非お使いください。

やはり水弾きが良いと見ていても気持ちがいいものです。

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「For SUEDE WATER+STAIN REPELLENT #12」

ここ最近、COEL HAANのローファーやTimberlandの6inブーツなどを履く機会も多く、For SUEDE WATER+STAIN REPELLENT #12を使う機会も増えました。

僕はちょっと面倒くさがりな面もありますので、革の保湿成分も入っているFor SUEDE WATER+STAIN REPELLENT #12は重宝しています。

スムースレザーやスウェード、ヌバックなどの手入れが面倒な時は、この撥水スプレーをして革に保湿もさせています。

艶も出るのでドレスシューズにも使える優れものです。

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「SNEAKER PACK DRESSING ROOM」

旅行や出張時には必須のアイテムです。スニーカーを入れる事も多いですが、僕は意外とT-シャツやスウェットを入れている事の方が多いかも知れません。

服はかさばるので、これに入れて空気を出来るだけ抜けばスーツケースの中でもご自宅のクローゼットでも大活躍出来るアイテムです。

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「For SNEAKER CLEANING BRUSH #05」

これを言ってしまうとクリーナーを作っている側としては不適切なのかも知れませんが、このブラシをぬるま湯で濡らして使うだけでも十分汚れは落とせます。そう言えるぐらい優れたブラシです。

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「For SNEAKER HORSEHARE BRUSH #02」

まず、クリーニングする前に硬い汚れがあるとスニーカーを傷つけてしまう恐れがあるので、必ずこれで簡単な汚れや埃を落としてからクリーニングしてほしいです。

馬毛を使用しており適度な張りがありますので、僕はクリーナーをつけてアッパーの汚れ落としに使用しています。

近代社会の道路環境は整備されていますので、アッパーがびっくりするぐらい汚れる事は少なくなりました。

なので、クリーナーを付けて軽くブラッシングする程度でも十分綺麗になります。

ブラシの持ち手が一枚板なので、水に濡れるとしだいに板が反ってしまう可能性がありますが、使い勝手の良い一品です。あとは、NEW ERAキャップの埃取りにも本当にお勧めです。

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「For SNEAKER PREMIUM DETERGENT FOAM #10 150ML」

このアイテムが一番力を発揮してくれていると実感するタイミングは、子供のスニーカーを洗っている時です。

子供のスニーカーって本当にすぐ汚れますので、本品とFor SNEAKER CLEANING BRUSH #05を使ってガシガシ洗っています。

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「RUBBER + SOLE ERASER #03」

CONVERSEのオールスターやVANSのスリッポン、オールドスクールなどのバルカナイズスニーカーには打って付けのアイテムです。

ミッドソールが綺麗になるだけでもスニーカーの見え方は全然違います。本品は、車の洗車時に使っていた粘土クリーナーから発想を得て作りました。

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「For LEATHER SHOE CREAM #07」

レザーシューズ以外にも使用する事が多いアイテムです。意外に思われるかも知れませんが、レザーベルトに使う事も多いです。

ベルトって意外と傷みやすいと思っていまして、スーツを着る際にベルトが傷んでるとちょっと見栄えが悪かったりしますので、気をつけるようにしています。

あと、レザークリームを塗る前にはレザー用のクリーナーで古いクリームを落とし、革をすっぴんにしてから使用するとより効果的です。MARQUEE PLAYERにレザー用クリーナーはまだないのですが、、、

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「SHOE SHEET “ONE DOLLAR”」

DRESSING ROOMの中に入れて使用して頂く事はもちろんですが、シューズの中に直接入れる時はそんなに綺麗に入れず、僕はグシャっと丸めて使っています。

あと、すごく良い出来の製品なので、額に入れて飾ったりもしています(笑)

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「FOOTWEAR POWDER #04」

スポーツをする時に履くシューズに是非使ってほしいです。

お世話になっている先輩のお子さんの部活用シューズで使用されていたり、友人はスポーツジムで履いているシューズに使用し、効果を実感してくれています。

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「WIPE AWAYS #08 For SNEAKERS&CAPS」

一番は雨の日に履いたスニーカーに是非使用してほしいです。

本品とFor SNEAKER WATER+STAIN REPELLENT #01を併用して頂き、是非梅雨シーズンに備えてください。

アウトドアウェアのアウターに使用するのも良さそうです。

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「HYBRID RIB SOCKS」

何気なく履いているソックスですが、ソックスの重要性ってかなり高いと実感しています。

足とスニーカーの間にある重要な役割であって、そのシーンに合うソックスじゃないと色々なポテンシャルが発揮されない物だなと。

あと、洗う時は裏返して洗ってください。

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